すきっ歯の原因と放置するリスク

すきっ歯になってしまう原因

1 歯が先天的に少ない場合

生まれつき歯が先天的に少ない方は、その部分がふさがれずに残ってしまい、すきっ歯になることがあります。これは遺伝などが考えられますが、原因が分からないことが多く、前から2番目の歯が生えてこない確率が高いです。

2 生まれつきあごに対して歯が小さい場合

生まれつきあごに対して歯が小さい場合やあごと歯のバランスが合わない場合には、歯に隙間ができてしまうことがあります。

3 歯周病で歯ぐきが弱っている

歯周病が進行していくと、歯を支えている骨がやせてしまい、歯ぐきもやせる場合があります。そうすると、歯と歯の間に隙間ができてすきっ歯になることがあります。

4 舌で歯を押す癖がある

無意識のうちに舌で歯を押していると、歯が前に出てしまい、歯並びのバランスを崩して歯と歯の間が少しずつ開いてしまうことがあります。また、歯と歯の間に隙間ができると気になってしまい、その部分を舌で押してさらに隙間が広がってしまうこともあります。歯並びが悪くなる癖はそのまま続けると歯並びがどんどん悪くなり、矯正して歯並びを整えても後戻りをしてしまうことがあるので、できるだけ早く改善しましょう。

すきっ歯を放置してしまうことで起こる弊害

1 見た目に自信が持てない

前歯がすきっ歯だと、見た目が気になってしまい、コンプレックスになることがあります。

2 虫歯や歯周病のリスクが高くなる

歯と歯の間が空いていることで、その部分が乾燥し虫歯や歯周病のリスクが高まります。

3 滑舌が悪くなる

歯と歯の間に隙間があることによって、空気がもれやすくなり、サ行やタ行の発音がしにくくなることがあります。特に仕事で話す機会がある方は周りの人も聞き取りにくいので、歯並びを整えて改善することが望ましいでしょう。

【関連ページ】
▶すきっ歯の原因・症例と治療方法

ダイレクトボンディング法でのすきっ歯の治療

ダイレクトボンディング法での治療方法

ダイレクトボンディング法とは、小さな虫歯や隙間などに歯科用のプラスチック樹脂を詰めて、光で照射して固め、歯の形を修復する治療方法です。型取りなどが必要ないので、その日のうちに治療を完了できます。

ダイレクトボンディング法のメリット

治療が１日で終わる

歯科用プラスチックを詰めて光で固めて、その歯で形を整えるので、何回も通院する必要がなく、１日で治療を終えることができます。そのため、仕事などでなかなか通院する時間が取れない方におすすめの治療法です。

費用が他の矯正治療に比べて安価に矯正できる

ダイレクトボンディング法は前歯1本1～5万円程度と比較的安価に治療することができます。

ほとんど歯を削らないので痛みがない

歯が欠けた場合やすきっ歯の場合には少し引っかかりをつけるために削る場合もありますが、歯を削るのは最小限にして治療ができます。そのため、歯を動かす痛みや神経を取った時の痛みなどを感じること無く治療ができます。

金属を使用しない

歯科用プラスチックの素材を使用するので、金属アレルギーのリスクがありません。金属の矯正装置をつける場合には、金属アレルギーのリスクがありますが、ダイレクトボンディング法ではその心配がありません。

ダイレクトボンディング法のデメリット

経年変化で変色することがある

保険の歯科用プラスチックの素材は、経年変化で少しずつ水分を含んで変色することがあります。その部分だけ、色が黄ばんで見えることがありますが、再度詰めなおすことも可能です。

接着材の部分が変色する

ダイレクトボンディング法は接着材を使用する方法もありますが、その部分が変色してしまうことがあります。

歯科医師が口腔内で作業を行うため、精度が低い

歯科医師が手作業で詰め物をしていくため、型取りをする方法に比べて精度が低いです。

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▶すきっ歯をマウスピースやゴムを使って治すか、ダイレクトボンディングで治すか

すきっ歯のその他の治療方法

ワイヤー矯正

ワイヤーとブラケット装置を使用して矯正治療する方法です。幅広い症例に対応できるため、すきっ歯の隙間が広く、かみ合わせも矯正した方が良い場合にはワイヤー矯正が適しています。

ワイヤー矯正にも種類があり、全体的に矯正装置をつける全額矯正と部分的に装置をつける部分矯正があります。
かみ合わせも含めて矯正が必要な場合には全額矯正が必要ですが、症状が軽い場合は部分矯正でも治療可能なこともあります。

全顎矯正の場合、親知らずを４本抜いてから矯正治療を始めることが基本なので、犬歯と合わせて合計６本もしくは８本抜歯してから治療することもあります。また、治療の際に痛みを伴うこともデメリットとなります。

費用は部分矯正の場合には10万円からで歯並びによって金額が変わります。また全額矯正の場合には70～110万円程度です。通院期間は２年間で、その後さらに２年間の保定期間があります。

マウスピース矯正

少しずつ形の違う透明のマウスピースを段階的にはめて、少しずつ歯を動かしていく方法です。取り外しができるので、食事や歯磨きも今まで通り行うことができ、食事の制限もありません。また、透明のマウスピースなので、周囲の人に気づかれること無く治療ができます。

ワイヤー矯正と同様に痛みが伴い、治療期間は半年から1年半程度で保定期間も2年程度かかります。また治療費用も歯の状態によって変わりますが、30～120万円程度です。

また、マウスピース矯正は、かみ合わせの調整を行うことができないため適応症が限られることがデメリットです。

ラミネートベニア

歯を0、5ミリ程度削って、付け爪の様に表面にセラミックを被せる方法です。全体的に被せ物をするわけではないので、歯を削る量を少なくできます。その分外れやすいことや接着部分が虫歯になりやすいことがデメリットです。また、削る量が少ないとその分歯が大きくなってしまうことがあります。費用は1本5～15万円程度です。

【関連ページ】
▶ラミネートべニアのメリット・デメリット、治療期間・症例

セラミック矯正

自分の歯を削り、その上にセラミックの被せ物をする方法です。1週間の治療で歯並びを整えることができるこるため、ワイヤー矯正・マウスピース矯正に比べると治療期間は圧倒的に短い治療法になります。また、通常は歯の神経の治療をしてセラミック治療を行うことが多いのですが、九段下スターデンタルクリニックでは、レントゲンやCT撮影を行い、神経の位置を確認して削っていくので、神経の治療をせずにセラミック治療を行っています。

また、ダイレクトボンディングの様に、接着部分の変色もなく、自然で透明感のある美しい歯を手に入れることができます。また、費用も1本7～20万円程度です。短期間で、歯をきれいにしながら矯正したい方におすすめの治療方法です。

【関連ページ】
▶セラミック矯正のメリット・デメリット、治療期間・症例

動画でわかる！すぐに歯並びを綺麗にできる〝神経を残す〟セラミック矯正

すぐに歯並びを綺麗にできる、歯に優しいセラミック矯正についてご紹介しています。
〝神経を残す〟セラミック矯正であれば、1日で治療を終えることができます。1日矯正の流れをお話していますので、すぐに歯並びを綺麗にしたい方はぜひご覧ください。

その他の動画はこちら

セラミック矯正の症例

この症例は出っ歯だったのと、歯が斜めに生えていましたのでこの2点をセラミック矯正で改善しました。

歯のサイズを見て頂くと歯が小さく丸めになっているのも分かりますでしょうか？　今回は男性の方でしたので、自然な歯の色にしたいということでナチュラルなトーンの歯で治療しました。

セラミック矯正の症例をもっと見る＞＞

九段下スターデンタルクリニック院長経歴

ご挨拶

また当医院ではスタッフの接遇にも力を入れております。

歯医者に通うのは怖いことですから、その気持ちを少しでも和らげることができるように「例え洗練されていなくとも、心のこもったおもてなしをするように」と全スタッフに言い聞かせております。

是非１度スター歯科にお越しください。

その出会いをきっかけに、生涯のかかりつけ医として選んでいただけるようにスタッフ一同全力を尽くさせていただきます。

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