ブラックトライアングルとは、何らかの原因で歯や歯茎がダメージを受け、並びあった2本の歯と歯茎の間に隙間ができる症状を指します。

黒く三角に隙間ができて前から見た際に目立つため見た目を気にする方も少なくありません。

後ほど解説しますが、ブラックトライアングルはセラミック矯正で最短１週間で治療が可能です。治療の流れや料金について詳しくは下記のページをご覧ください。

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▶セラミック矯正の治療方法と症例・料金
▶ブラックトライアングルの治療方法と治療の流れ・症例

ブラックトライアングルとは

歯科矯正治療では偶発的な症例として、隣り合う2つの歯と歯茎の間に隙間ができることがあります。
その隙間は黒く見え、形が三角形であることから「ブラックトライアングル」と呼ばれています。

ブラックトライアングルは歯肉や歯間乳頭の喪失、歯周病の治療など様々な原因で起こります。
また奥歯より前歯の方が起こりやすく目立ちます。その理由は奥歯の形は四角形に近く、前歯の形は逆三角形で下方が狭くなっているためです。

ブラックトライアングルは虫歯のような痛みなどの症状は無く、特に健康上問題はありませんが、そのまま放置しても治るものではありません。

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▶ブラックトライアングルの原因・症例と治療方法

ブラックトライアングルの原因は？

ブラックトライアングルの原因は複数ありますが、発症しやすい原因は以下5つのパターンが考えられています。

加齢

ブラックトライアングルは歯間乳頭の喪失も原因のひとつです。

歯間乳頭は歯肉と歯槽骨で形成されていますが、これらは加齢と共に細胞の活性化が低下し退縮します。その結果、歯間乳頭の高さも下がりブラックトライアングルができてしまいます。

ブラックトライアングルは40代以上になると目立つようになります。ただし20代などの若年層でも歯周病があったり矯正治療を受けていたりすると、ブラックトライアングルが形成されることもあります。

歯の磨き方

歯を磨く際、力の入れ過ぎや磨き過ぎで歯肉が傷つくことがあります。

その刺激で歯茎が薄くなって歯を支える歯槽骨が溶けてしまい、歯間乳頭が退縮することでブラックトライアングルができることがあります。硬い歯ブラシの使用にも注意しましょう。

また歯の磨き方によるブラックトライアングルの形成には年齢も関係ありません。日頃の歯磨き習慣によっては若年層でも起こり得ます。

歯周病（歯槽膿漏）

歯周病（歯槽膿漏）とは歯肉や歯槽骨などに発生する病気です。

歯に磨き残しがあると歯に歯垢が溜まって歯肉炎になりますが、これをさらに放置すると歯周病に進行します。

そのまま歯肉炎が進行すると、歯垢を形成する細菌は歯槽骨を溶かし歯肉や歯間乳頭の位置が退縮してブラックトライアングルが形成されます。

その一方、歯周病で腫れていた歯肉を引き締めることで逆にブラックトライアングルが形成されることもあります。

ただし、歯周病を放置すると歯が抜け落ちてしまうこともあるため、治療を避けることはできません。

歯科矯正治療

歯科矯正では治療方法上、ブラックトライアングルができてしまうことがあります。

ワイヤー矯正は歯茎の骨を溶かして歯肉の位置を下げることで歯を移動させるため、治療終了後はブラックトライアングルができていることもあります。

抜歯を伴う矯正では、並ぶ歯の数が少なくなるためにブラックトライアングルができやすくなります。

セラミック矯正であれば、歯に力を加えて動かすことがないのでそのような心配はありません。

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▶セラミック矯正の治療方法と症例・料金

噛み合わせ

噛み合わせで過度な力が掛かると歯や歯茎などが損傷することがあります。
そうなると歯や歯茎が溶けて歯間乳頭が退縮して位置が下がり、ブラックトライアングルが形成されてしまいます。

ブラックトライアングルの治し方とその費用は？自然治癒する？

治療の方法には以下5つのパターンが考えられています。

自然治癒について

ブラックトライアングル自体は健康に害を及ぼす症状ではないですが、そのまま放置していても自然に治ることはありません。

治療する場合は歯を削るなどの処置である程度の修復は可能ですが、歯を削る治療にはデメリットもあるので医師との相談は必須となります。

ヒアルロン酸を使う治療とその費用

歯科領域ではブラックトライアングルの治療法として歯肉にヒアルロン酸を注入する方法が使われることがあります。

ヒアルロン酸を歯肉に注射するだけなので治療は短時間で済み、注入後は歯肉が自然な感じで膨らみ自然な感じに仕上がります。麻酔をするため治療の痛みはありません。

治療後すぐに仕上がりを確認できるため早急に治したい方に向いている方法ですが、ヒアルロン酸は体内に吸収されるため永続的な効果を望むことはできません。
場合によっては再注入が必要なこともあります。

費用は1回3～5万円程です。
歯冠乳頭部退縮部の歯肉は硬いため、一度に大量のヒアルロン酸を注入することはできません。
複数回の注入が必要となります。

レジンを使う治療とその費用

レジンとはプラスティック素材の歯の修復物です。

虫歯の治療でも使用する「詰め物」で、ブラックトライアングルに詰めることで隙間を埋める方法として使われています。

治療回数が少なく審美的な仕上がりも期待できますが、レジン自体の時間経過による着色やレンジと歯の間に虫歯ができる可能性があります。

なお費用は自費で1万円程からとなります。

ラミネートベニアを使う治療とその費用

ラミネートベニアは歯の表面を0.5mm程度削ってセラミックを被せることでブラックトライアングルを目立たなくする審美歯科の治療法です。

薄いセラミックでブラックトライアングルを埋めるようにして貼りつけるだけなので、治療時間は短く痛みもありません。

歯肉の回復を期待するのではなく歯を覆うだけなので汎用性も高く、目立たなくするという面ではより確実性が高い治療となっています。

ただしセラミックがはがれてしまったり、セラミックの貼り付けが充分でないと歯との間に虫歯ができたりします。
また歯を削る量を必要以上に抑えると、セラミックの厚さで歯が大きく見えてしまうこともあります。

なお費用は1万円程からとなります。

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▶ラミネートべニアのメリット・デメリット、治療期間・症例

セラミッククラウンを使う治療と費用

セラミッククラウンは汚れがつきにくく変色しないセラミック被せ物で、これを歯に被せることでブラックトライアングルを埋める方法です。

セラミックは矯正治療でも使われる被せ物で、自分の歯に合わせて大きさや白さを調整することができます。被せるだけなので基本的に治療期間は短く痛みもありません。

当医院が行っている神経を残すセラミック矯正であれば歯にやさしいため、一度治療した歯が長持ちします。詳しくは下記のページもご覧ください。

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▶セラミック矯正の治療方法と症例・料金
▶ブラックトライアングルの治療方法と治療の流れ・症例

セラミック矯正でブラックトライアングルを治療した症例

こちらの症例は、他院でワイヤー矯正を行った患者さんがその後ブラックトライアングルができてしまい、相談に来られました。

上の歯を６本セラミック矯正で治療を行い、ブラックトライアングルの治療と同時に歯の大きさと白さも整え、歯の大きさも小さく仕上げました。

当医院にはワイヤー矯正治療をしたもののブラックトライアングル等で審美的に満足できない患者さんが多くいらっしゃいます。

ブラックトライアングルになってしまった患者さんに対して、笑顔に自信が持てるように、歯の大きさや色を総合的に診察し、治療のご提案をさせて頂いております。

ブラックトライアングルの治療についてさらに詳しく見たい方はこちら＞＞

動画でわかる！痛くない、神経も残す1日矯正

理事長の田中が矯正についてわかりやすく解説する動画を定期的に配信しています。

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セラミック矯正の症例

この症例は出っ歯だったのと、歯が斜めに生えていましたのでこの2点をセラミック矯正で改善しました。

歯のサイズを見て頂くと歯が小さく丸めになっているのも分かりますでしょうか？　今回は男性の方でしたので、自然な歯の色にしたいということでナチュラルなトーンの歯で治療しました。

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九段下スターデンタルクリニック院長経歴

ご挨拶

また当医院ではスタッフの接遇にも力を入れております。

歯医者に通うのは怖いことですから、その気持ちを少しでも和らげることができるように「例え洗練されていなくとも、心のこもったおもてなしをするように」と全スタッフに言い聞かせております。

是非１度スター歯科にお越しください。

その出会いをきっかけに、生涯のかかりつけ医として選んでいただけるようにスタッフ一同全力を尽くさせていただきます。