前歯のねじれはプチ矯正で対応できる?矯正以外にも治療法はある!治療期間や費用を解説
「前歯のねじれが気になって人前で笑いにくい」などといった歯並びのコンプレックスがある方は少なくありません。
しかし、矯正するにしてもできる限り抑えたいのが「治療期間と費用」ではないでしょうか。
「前歯のねじれ程度であればプチ矯正でも対応できる?」といった疑問点にお答えするほかに、なぜ前歯のねじれは起こったのか?といった原因もお伝えします。
前歯のねじれとは
上の1番前の歯(中切歯)に限られた歯列不正の1つのケースであり、前歯同士の外側が跳ねておりVの字型のように見えて、左右対称的にねじれている前歯を「翼状稔転(よくじょうねんてん)」と呼びます。
翼状捻転は日本人によく見られる歯列不正で、上の中切歯が左右で対称的にねじれている歯列不正は「対称捻転」と呼ばれ、特に内側(近心)にねじれたものを翼状捻転と呼びます。
前歯のねじれの原因
前歯のねじれについて、様々な原因が考えられますが、今回は6つの原因を紹介します。
先天的なものや習慣によるものなどがあり、適切な治療をおこなえば矯正できるものも多いので、まずは原因をしっかりと把握することが大切です。
また、歯のねじれは見た目の問題だけじゃなく、体の健康にも繋がってくる場合もありますので、しっかりと治療することをおすすめします。
歯が生えてくるスペースがない
顎の成長が悪い場合、歯が生えてくるスペースが足りず、本来生える場所とは異なる場所からしか生えることしかできず、永久歯がねじれて生えてきてしまうことがあります。
基本的に顎の形には、個人差がありますが、横幅が広い顎の場合は歯並びが綺麗になる傾向があります。
乳歯の重大な虫歯
乳歯が重度の虫歯になってしまった場合、虫歯菌が歯の根っこにも広がってしまい、永久歯が本来生えるはずの場所ではないところから、ねじれて生えてきてしまうケースがあります。
乳歯がなかなか抜けない
永久歯の成長が遅れていたり、乳歯が骨と癒着してしまった際には、通常より乳歯が抜けずに残っていることがあります。
それにより、永久歯が乳歯を避けて生えようとして、ねじれて生えてしまう場合があります。
過剰歯がある
過剰歯とは、通常生えるべき32本よりも多く存在する歯のことです。
本来永久歯が生えるべき場所に過剰歯があると、別の場所から生えることしかできず、ねじれて生えてきてしまうケースがあります。
遺伝
歯の生え方には、遺伝が影響する場合があります。
遺伝の影響により、歯が生える十分なスペースがあっても、歯が作られる段階でねじれてしまう場合もあります。
親知らず
親知らずが生える際に十分なスペースがない場合、横向きに生えてきてしまうことがあります。
親知らずの横向きの力が影響して、歯がねじれてしまうケースがあります。
前歯のねじれを放置するデメリット
前歯のねじれをそのまま放置しておくと、様々なトラブルの原因になってしまいます。
ねじれている歯だけではなく、他の歯にも悪影響を及ぼしてしまう可能性があるので注意が必要です。
放置した際のデメリットをお伝えします。
歯並びが悪くなる
ねじれている歯があることで、歯列のバランスが左右均等ではなくなり、徐々に歯並びが悪くなっていきます。
最初はねじれている歯が1本だけだったとしても、放置しておくことで、他の歯もねじれてしまうことがあります。
虫歯や歯周病になりやすい
歯がねじれていることで、歯ブラシが届きにくい箇所がでてきてしまい、汚れや歯石が沈着しやすくなり、虫歯や歯周病の原因になってしまいます。
歯ブラシだけではなく、フロスも積極的に使用することが必要です。
他の歯に負担がかかる
前歯がねじれている場合、食事の際に前歯では物をうまく噛めないため、他の歯で噛もうとします。
その際に他の歯にばかり負担がかかり、咬合性外傷や歯冠破折などを起こしてしまう可能性があります。
前歯のねじれの矯正方法
前歯のねじれを治したい場合は歯列矯正が有効です。
全部の歯を矯正するのではなく、前歯だけの矯正で対応できる場合もありますので、一度歯科の診察を受けることをおすすめします。
また、歯の状況により、矯正方法も異なってきます。
ここでは、前歯のねじれに有効な矯正方法をご紹介します。
マウスピース矯正
マウスピース矯正とは、ワイヤーやブラケットを使用せず、マウスピース型の矯正器具を使用する歯列矯正のことです。
メリット:透明なマウスピースを使用するため、従来の矯正より目立ちにくく、他の人に気付かれることが少なくなります。金属アレルギーの方でも安心して使用することができます。
デメリット:重度のねじれの場合はマウスピース矯正が適用できない場合があります。マウスピースを装着していない時間は効果がなく、定期的にマウスピースの調整が必要です。破損や紛失のリスクがあります。
費用:280,000円~1,000,000円(自費診療)
治療にかかる時間:5ヵ月~2年程度
ワイヤー矯正
ワイヤー矯正とは、歯の表面にブラケットと呼ばれる装置とワイヤーを装着し、少しずつ歯を移動していき歯並びを整えていく一番主流の矯正法です。歯の表側に装置を接着する方法と歯の裏側に装置を装着する方法があります。
メリット:多くの治療実績がある。自分の歯を最大限活かすことができる。マウスピース矯正よりも適応する症例が多いのが特徴です。
デメリット:矯正中は見た目が気になる方も多いでしょう。歯が動く際に痛みが出やすく、粘膜が装置で負傷する場合があります。歯磨きが難しくなったり、硬いものが食べられなくなります。
費用:400,000円~1500,000円(自費診療)
治療期間:1年~2年半程度
床矯正
床矯正とは、乳歯列期や混合歯列期におこなう、入れ歯のような取り外し可能な装置を使う矯正法です。
小児矯正とも呼ばれ、ゆるやかな負荷で歯並びを整えていきます。
メリット:顎のバランスを整えることができます。顎の成長をコントロールすることができ、指しゃぶりなどの習慣をやめさせることもできます。
デメリット:お子さまの協力次第では時間がかかる場合があります。歯根吸収のリスクがあり、矯正装置が目立つ場合があります。抜歯が必要になってくる場合があり、装置による粘膜の負傷が起こる場合があります。
費用:110,000円〜440,000円(自費診療)
治療期間:2~3年程度
ラミネートべニア
ラミネートベニアとは、歯の表面を薄く削り、セラミックでできた被せ物を貼り付ける矯正法です。
メリット:1本だけの治療も可能で、他の治療に比べ、短期間で治療が完了します。長い期間美しい歯をキープでき、色の調整を行うため、自分の歯の色と馴染み目立たないのが特徴です。
デメリット:健康な歯のエナメル質を削る必要があります。装着したセラミックが欠けることがあり、加齢による歯茎の萎縮で再治療になる場合があります。
費用:1本につき50,000円~80,000円(自費診療)
治療期間:通院回数にして、2~4回の治療で終了するケースが多い
セラミック矯正
セラミック矯正とは、ねじれがある歯などを削り、その上からセラミック製の人口歯を被せせることにより、歯並びを整える矯正法です。
メリット:治療期間が短く、矯正中の見た目が気になりません。ケア次第で10年~20年程度維持でき、本来の歯の色よりも明るくできます。
デメリット:自分の歯を削る必要があります。虫歯や歯周病のリスクもあり、装着したセラミックが欠けることもあります。
費用:1本につき50,000円~200,000円(自費診療)
治療期間:2~3カ月程度
最短2回の通院で完了するセラミック矯正法とは
九段下スターデンタルクリニックのセラミック矯正法は、最短2回の通院でかぶせ物まで装着して治療は完了します。
治療期間にすると、2週間というお手軽さに加えて「歯の神経をできる限り取らない治療」にこだわっていますので「かぶせ物治療には興味があるけれど、大きい歯のダメージは与えたくない」といった方にも納得しやすい治療法です。
動画でわかる!前歯2本だけを〝神経を残す〟セラミック矯正で治療した、「プチセラミック矯正」について
前歯2本だけを〝神経を残す〟セラミック矯正で治療した、「プチセラミック矯正」について解説しています。
症例をもとに、歯の大きさや歯並びの変化、歯の色について詳しく解説していますのでぜひご覧ください。
セラミック矯正の症例
この症例は出っ歯だったのと、歯が斜めに生えていましたのでこの2点をセラミック矯正で改善しました。
歯のサイズを見て頂くと歯が小さく丸めになっているのも分かりますでしょうか? 今回は男性の方でしたので、自然な歯の色にしたいということでナチュラルなトーンの歯で治療しました。
九段下スターデンタルクリニック院長経歴
奈良教育大学附属中学校卒業
清風南海高校卒業
2000年長崎大学歯学部卒業
ア歯科パークハイム診療所勤務
2006年九段下スターデンタルクリニック開業
医療法人社団スタデン理事長就任
ご挨拶
また当医院ではスタッフの接遇にも力を入れております。
歯医者に通うのは怖いことですから、その気持ちを少しでも和らげることができるように「例え洗練されていなくとも、心のこもったおもてなしをするように」と全スタッフに言い聞かせております。
是非1度スター歯科にお越しください。
その出会いをきっかけに、生涯のかかりつけ医として選んでいただけるようにスタッフ一同全力を尽くさせていただきます。
九段下スターデンタルからのお知らせ
- 2020/8/21
小児・子供矯正パーフェクトNAVIで記事を監修しました。 - 2020/8/21
インプラント治療クリニックガイドで記事を監修しました。 - 2019/12/3
モノレコで記事を監修しました。 - 2019/11/25
はいチーズ!clipで記事を監修しました。 - 2019/11/14
RoccoGirlで記事を監修しました。 - 2019/11/14
lovemoで記事を監修しました。 - 2019/11/1
MOOVOOOで記事を監修しました。 - 2019/11/1
Besmeで記事を監修しました。 - 2019/10/31
教えて歯医者さんに掲載されました - 2019/10/21
インプラントネットに掲載されました - 2019/10/21
矯正歯科ネットに掲載されました - 2019/10/21
審美歯科ネットに掲載されました - 2019/10/18
おすすめ矯正歯科クリニック名鑑【矯正歯科Passport】に掲載されました