セラミック矯正の特徴と神経を抜かない八重歯の治療方法
八重歯は見た目が魅力的に映ることもありますが、実は体に良くない歯並びであることをご存知でしょうか。
もし八重歯を治したい場合、治療方法として挙げられるのは歯科矯正になります。ですが治療の痛さや期間の長さなども気になりますよね。
矯正にはさまざまな種類がありますが、セラミック矯正は無痛で短期間の治療を実現する方法です。ただし多くの医院では治療の過程で神経を抜いてしまうため、歯にとって良くない点が生まれてしまいます。
この記事では、セラミック矯正の流れやその特徴、神経を抜かない治療法についてまとめていきます。
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▶八重歯の原因・症例と治療方法
八重歯はセラミック矯正で治すことができる
八重歯はセラミック矯正で治療が可能です。歯並びの悩みは人それぞれですが、八重歯も決して例外ではありません。
人によってはチャームポイントになることもありますが、あまりにひどい場合だと見た目の悪さや歯磨きがしづらいため虫歯のリスクも出てきます。
歯並びの悪さの程度によりワイヤー矯正が適応となる場合もありますが、セラミック矯正であれば最短1日で歯並びを綺麗にすることも可能です。
セラミック矯正は基本的に歯を削ってセラミックを被せるだけなので、「短期間で一気に治療したい」「無痛で治療したい」「歯の形状やサイズが気になる」といった悩みにも対応できます。
八重歯のセラミック矯正の流れ
カウンセリング・検査
はじめに、どのような仕上がりにしたいのか、また、どれくらいの費用が掛かるのか、医師と相談して合意を形成します。次に、セラミック治療が可能であるか、必要な検査を行います。
治療計画を立てる
検査によってセラミック治療が可能であると判断された場合、医師との間で治療計画を立てていきます。
歯の神経の治療
セラミック治療を行う場合、歯を削ることが必要となります。ただ、削る部分が多い場合、治療中に激痛をともなうこととなります。そのため、必要であれば事前に歯の神経の治療を行います。
形成・印象採得・仮歯の作成
八重歯のセラミック治療は、麻酔を施したうえで、セラミックを被せるための土台を作る(形成)ことから始めます。次に、印象採取といって、セラミックを作成するための歯型を採取し、セラミックができるまでは仮歯を土台に装着して過ごすこととなります。
被せるセラミックを作成
印象採取を元に、土台へと被せるセラミックを作成します。セラミックの作成は、歯科医院で行われることもあれば、歯科技工所で行われることもあります。
セラミックを被せる
セラミックが出来上がったら、仮歯を外してセラミックを装着し、細部の調整を行います。
八重歯のセラミック矯正のメリット・デメリット
メリット
一般的な矯正方法よりも圧倒的に早く歯並びが良くなる
セラミック矯正の最大のメリットはワイヤーを用いた矯正方法より治療期間が短いことです。基本的には歯にセラミックを被せるだけなので早ければ治療2回で終了します。
そのため結婚式や成人式などの一大イベントなどの前までに治療を終わらせたい方におすすめです。
痛みを感じにくい
ワイヤーを使用した矯正は、歯そのものを動かすため痛みを感じることがあります。一方、セラミック矯正はセラミックを被せるだけなので痛みを感じることはありません。
ただし、麻酔の注射、歯を削る、神経を取るなどの治療過程で痛みが生じることがあります。痛みには個人差があるので、気になる場合は医師に相談しましょう。
白くて綺麗な歯になる
セラミック矯正はセラミックを被せるだけで綺麗な歯と歯並びを手に入れることができます。白さや形状を選ぶことができるので選択の幅が広がります。
またセラミックは変色や色素沈着がなく、時間が経っても初期状態を保つことができます。被せた歯も虫歯になることはありません。
費用が安い
セラミック治療を始めとした矯正治療には、原則として保険が適用されません。そのため、治療院ごとに必要となる費用が異なるのですが、セラミック治療はその他の矯正治療より比較的リーズナブルです。
歯の形や大きさを選べる
セラミック治療は人工歯を利用した治療法なので、色だけでなく、歯の形や大きさも自分の好きなものを選べます。
後戻りしない
ワイヤーなどによる歯列矯正のデメリットが、治療後に歯並びが戻ってしまうという点です。セラミック治療の場合、歯を引っ張って矯正するわけではないので、治療後に後戻りすることがありません。
部分的な治療が可能
ワイヤーなどで歯列矯正を行う場合、八重歯以外にも装具を付ける必要があります。一方、セラミック治療の場合は、八重歯だけを対象としたを行うことが可能です。
デメリット
歯の寿命が縮まる可能性が高い
矯正の程度によっては歯を大きく削る場合や神経を抜くこともあります。
神経を抜くと歯への栄養経路が断たれてしまうと欠けやすくなることもありますし、感覚が無くなっているため虫歯に気付くことができず歯の寿命が縮まる可能性もあります。
また、神経の取り残しや、根管内を無菌状態にできなかった場合には細菌が増幅して根の先に膿が溜まってしまいます。
そのたびに根管治療を何度も繰り返していると歯根が徐々に弱くなり、最終的には抜歯に繋がることもあるので注意が必要です。
被せ物であるため取れることがある
・土台に虫歯ができる
・虫歯の取り残し
・歯ぎしり
・硬いものを噛むなど大きな負荷をかける
・噛み合わせの影響
このような食事習慣や口内環境は被せ物が外れるリスクとなります。
外れても土台に問題がないなら再装着は可能ですが、被せ物の変形や破損などがあると作り直しが必要です。
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▶セラミック矯正のメリット・デメリット、治療期間・症例
八重歯のセラミック矯正にかかる治療期間
セラミック矯正は歯を削って被せるだけなので最短1日で完了します。ただし、神経の処置回数が多い、歯の形状が複雑である場合は長くなることもあります。
八重歯のセラミック矯正にかかる費用
八重歯のセラミック矯正の費用は自由診療扱いで保険適応外となります。
費用は医院により異なりますが、おおよそセラミックで約11万円~、オールセラミック15万円~、ハイブリットセラミック7万円~となります。
基本的に全額自己負担で、医療控除の対象になるかは治療目的や年齢などが関係します。必ず各医院に確認するようにしてください。この他、保証期間や保証料、追加の治療で必要な費用の有無もチェックしておきましょう。
神経を抜かないセラミック矯正
神経を抜くと歯は栄養を得られなくなります。
歯としての寿命が短くなり、欠けてしまうことや抜けてしまうこともあるため神経を抜くのは極力避けるべきです。
神経を抜かずに治療できればベスト
矯正のため歯髄(神経)まで削る必要がある場合は、痛みを感じるため神経を抜いて治療することになります。
ただし歯髄には歯に栄養を送る血管やリンパ管が存在しており、神経を抜くことで歯に栄養が送られない状態となるため寿命が縮まってしまいます。
歯の形状などの要因があり神経を抜く必要がある場合は仕方ありませんが、できる限り神経を抜かずに治療するようにしましょう。
できる限り神経を抜かないスターデンタルクリニック
神経を抜く治療はデメリットが多いにも関わらず、多くの医院が神経を抜く治療を行っているのが現状です。
ただしこの過程は必ずしも必要ではなく、セラミック矯正でも可能な限り神経を抜かない治療が求められます。
スターデンタルクリニックには10年以上の経験豊富な医師が在籍しており、院長自身もセラミック矯正を受けた経験があります。そのため知識と技術、経験の豊富さによりできる限り神経を残す無痛の矯正治療が提供可能です。
ネットや電話での無料カウンセリングはもちろん、日曜診療も行っているので通院も便利です。またスターデンタルクリニックはカウンセリング当日の治療も可能です。まずはカウンセリングで相談してみましょう。
動画でわかる!八重歯が目立つ歯並びを、抜歯せずに改善した症例解説
〝神経を残す〟セラミック矯正で、八重歯が目立つ歯並びを抜歯せずに改善した症例を解説しました。
症例の解説とともに、抜歯なしで八重歯を治療するのにおすすめな人や、他の矯正法で治療した場合についても紹介しています。詳しくは動画内で解説していますので、ぜひご覧ください。
セラミック矯正の症例
この症例は出っ歯だったのと、歯が斜めに生えていましたのでこの2点をセラミック矯正で改善しました。
歯のサイズを見て頂くと歯が小さく丸めになっているのも分かりますでしょうか? 今回は男性の方でしたので、自然な歯の色にしたいということでナチュラルなトーンの歯で治療しました。
九段下スターデンタルクリニック院長経歴
奈良教育大学附属中学校卒業
清風南海高校卒業
2000年長崎大学歯学部卒業
ア歯科パークハイム診療所勤務
2006年九段下スターデンタルクリニック開業
医療法人社団スタデン理事長就任
ご挨拶
また当医院ではスタッフの接遇にも力を入れております。
歯医者に通うのは怖いことですから、その気持ちを少しでも和らげることができるように「例え洗練されていなくとも、心のこもったおもてなしをするように」と全スタッフに言い聞かせております。
是非1度スター歯科にお越しください。
その出会いをきっかけに、生涯のかかりつけ医として選んでいただけるようにスタッフ一同全力を尽くさせていただきます。
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