ホームホワイトニングとは

歯を白くするホワイトニングの方法には、「オフィスホワイトニング」と「ホームホワイトニング」があります。ホームホワイトニングは通院する必要がなく、自宅でできるホワイトニングです。

ホームホワイトニングの種類

ホームホワイトニングには、就寝中に付けるナイトタイプと、起きている時間帯に付けるデイタイプがあります。

アメリカ合衆国では寝ながらするナイトタイプが主流です。就寝中というと約8時間装着します。しかし日本人の歯はエナメルが薄く、ダメージを与える可能性があるため、使用薬剤はかなりマイルドです。そのため効果がなかなか出てこない場合があります。また就寝中に歯ぎしりをする方はマウスピースを壊してしまう可能性があるためおすすめできません。

デイタイプの場合、薬剤の強さはいろいろです。大きく分けるとストロングタイプとマイルドタイプがあります。ストロングタイプは1日1時間、マイルドタイプは2〜8時間ほどの装着時間です。薬剤の強さによって装着する適正時間が異なりますからクリニックの指示に従ってください。

ホームホワイトニングの方法

ホワイトニング剤が効果的に作用するために歯にしっかりと塗布する必要があります。そのためにクリニックでそれぞれの口腔に合わせたマウスピースを作ります。マウスピースの製作には約1週間が必要です。

マウスピースができたらホワイトニングを始めますが、マウスピースを装着する前に必ず歯を磨いてください。マウスピースにホワイトニング剤を乗せて口に付け、クリニックで指導された通りに放置します。ホワイトニング剤をあまり多く乗せないよう注意が必要です。乗せすぎるとマウスピースからはみ出て歯茎に広がり痛みを伴う場合があります。

放置時間はほとんどの場合が2時間です。早く白くなりたいからと長時間はめていても効果はほとんど変わりません。

ホワイトニングは毎日忘れずに続けることが大切です。急に訪問客があったら困りますが
マウスピースは透明で歯にフィットしているため、ほとんど目立ちません。人が急に訪問しても特に違和感はありませんから安心してください。

白くなる原理

歯は加齢やタバコやコーヒーなどの嗜好品、遺伝などが原因で黄ばみが出ています。歯の表面に蓄積された汚れを専用のホワイトニング剤で漂白するシステムです。ホワイトニング剤の主成分である過酸化水素や過酸化尿素が、酸素と水に分解すると活性酸素とフリーラジカルが発生し歯の着色物を分解し透明にします。

過酸化水素や過酸化尿素が主成分ですと体に悪いのではないかという疑いもあります。しかし、過酸化水素や過酸化尿素は血液中に含まれるカタラーゼ（ヘム酵素）と呼ばれる物質の働きで水と酸素に分解するため、体内に入ってダメージを与えることはありません。

ホームホワイトニングを始めるための注意事項

ホームホワイトニングを始める前に継続できるかどうかの確認が必要です。できない場合もあるため、せっかくマウスピースを作っても無駄になってしまいます。

ホームホワイトニングができない人

ホワイトニング剤は主成分の過酸化尿素以外に、ビニルポリマーやプロピレングリコール、粘度調節剤などを含みます。前記したように過酸化尿素は体内のカタラーゼという物質によって水と酸素に分解されるため、安全な物質です。しかし赤ちゃんや幼児への影響は確認が完全ではないため、子どもや妊婦、授乳中の女性のホワイトニングはおすすめできません。

体内にカタラーゼが不足する無カタラーゼ症の場合も過酸化尿素を体内で分解できないためホワイトニングができません。歯肉炎や歯周病、虫歯がある人は治療を終わってからホワイトニングをしてください。薬剤が神経に到達して激痛を感じ、疾患が悪化する場合があるためです。エナメル質にヒビが入っている場合も同様です。

ホワイトニング剤に含有されている成分でアレルギーを起こす可能性がある場合は事前に医師に相談してください。特にポリオレフィンアレルギーの方は注意が必要です。

しみて痛い場合は？

ホームホワイトニングで使う薬剤は、オフィスホワイトニングに比べるとかなり薄いため、稀にしみる人がいます。

原因として考えられることは、以下の通りです。

• 歯の表面を覆うエナメル質が普通より薄い、または傷がある
• 知らない間にできた虫歯がある
• マウスピースのはめ方が悪く、ホワイトニング剤が大量に歯茎に付いている

しみて痛い場合は我慢せずにクリニックに相談してください。

ホワイトニングをしても効果がない歯

ホワイトニングの効果は個人差が大きく、2週間で白さを実感できる人もいれば
2ヶ月以上かかる人もいます。しかし、中にはホワイトニングの効果が出ない場合があるので事前にチェックしてホワイトニングをするかどうか決めます。

ホワイトニングをしても効果が出ない場合は以下の通りです。

• 神経を抜いていることが原因で変色している歯
• 外傷によって変食している歯
• 抗生物質などの薬品摂取が原因で歯に縞模様が入ったり黒ずんでいる場合
• セラミックやコンポジットレジンを埋め込んでいる部分

歯に色が付いてしまう習慣をやめる

ホワイトニングをしていても一方で歯に色が付いてしまう習慣を続けているとなかなか白くなりません。歯が黄ばむ原因はコーヒーやお茶、カレーなどのスパイス、ワインなどです。お砂糖を入れないお茶などは水と同じ感覚で歯を磨かないで放置してしまいがちですが、すぐに歯を磨いて着色しないようにしてください。

セラミック矯正で白い歯に

ホワイトニングをして2ヶ月も待てない人や歯の変色、人工の歯などでホワイトニングしても効果のない歯がある方はセラミック矯正がおすすめです。

セラミック矯正は、歯の表面を削ってセラミックを被せる治療法です。歯の大きさや色を好みで選べるため、理想的な口元を実現できます。

ラミネートベニアと勘違いしている方もいらっしゃるかもしれません。ラミネートベニアは前歯全体を0.5mmほど削ってセラミックのラミネートを貼り付ける方法です。セラミック矯正のように1本ずつ被せるため、はがれません。一方、ラミネートベニアははがれやすく、虫歯になりやすいというデメリットがあります。

ただしセラミック矯正をする場合に神経を抜いてしまうクリニックが多いので注意が必要です。高齢になってからも自分の歯を残すためには神経を残すようにしなくてはいけません。神経を抜かない歯に優しい治療をしてくれるクリニックを見つけることが大切です。

【関連ページ】
▶セラミック矯正のメリット・デメリット、治療期間・症例
▶ラミネートべニアのメリット・デメリット、治療期間・症例

白い歯で爽やかな印象に

歯が白くなると印象がまったく異なります。爽やかな印象をイメージしてホームホワイトニングを毎日続けていきます。

しかし歯並びが気になる方、1本だけ人工の歯がある方、神経を抜いて歯が変食している方などホームホワイトニングが向かない方はセラミック矯正がおすすめです。治療期間は短い場合は1日で終わってしまう場合があります。歯の大きさも歯の白さも好みで選べ、ご自分が理想としている口元を実現可能です。

ただしセラミック矯正をするクリニックの多くが神経を抜いてしまうことが問題です。神経を抜かない歯に優しい治療をしてくれるクリニックを選びます。

九段下スターデンタルクリニックなら神経を取らない歯に優しい無痛治療を行なっています。院長は28年前にセラミック矯正を経験しており、セラミックそのものにもこだわりを持っています。九段下スターデンタルクリニックでは無料のカウンセリングをしています。セラミック矯正が気になる方は問い合わせてください。

動画でわかる！ホワイトニング歯みがき粉について解説

ホワイトニング歯みがき粉の正しい知識について解説しています。
ホワイトニング歯みがき粉は、細かい研磨剤で汚れを落とすように工夫された商品です。ただし、元の歯の色以上に白くはならないことを知っておきましょう。
詳しくは動画内で解説していますので、ぜひご覧ください。

動画一覧はこちら

セラミック矯正の症例

この症例は出っ歯だったのと、歯が斜めに生えていましたのでこの2点をセラミック矯正で改善しました。

歯のサイズを見て頂くと歯が小さく丸めになっているのも分かりますでしょうか？　今回は男性の方でしたので、自然な歯の色にしたいということでナチュラルなトーンの歯で治療しました。

セラミック矯正の症例をもっと見る＞＞

九段下スターデンタルクリニック院長経歴

ご挨拶

また当医院ではスタッフの接遇にも力を入れております。

歯医者に通うのは怖いことですから、その気持ちを少しでも和らげることができるように「例え洗練されていなくとも、心のこもったおもてなしをするように」と全スタッフに言い聞かせております。

是非１度スター歯科にお越しください。

その出会いをきっかけに、生涯のかかりつけ医として選んでいただけるようにスタッフ一同全力を尽くさせていただきます。