九段下スターデンタルクリニック

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歯並びのお悩み

噛み合わせが悪いってどんな状態?噛み合わせの治療法やデメリットを紹介

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理想的な噛み合わせとは

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一般的に大人の歯(永久歯)は28本生え揃っており、前歯や小臼歯・大臼歯と呼ばれる奥歯の一つひとつに大切な意味があります。

通常、歯科矯正といえば「歯を抜く」といった処置が当たり前のように行われていますが、本来であればどの歯が欠けても良いというわけでは決してないのです。
それぞれの歯が持つ役割を見ていきましょう。

犬歯が機能している状態

犬歯とは上の一番前の歯から3番目の歯のことで、犬歯誘導(犬歯が機能している状態)が正しく行われている歯並びは、理想的な噛み合わせの条件に欠かせないものです。
犬歯誘導とは左右に顎を歯ぎしりしたときに、上の歯と下の歯の犬歯がきちんと接触している状態で、かつ奥歯は噛んでおらずに接触していない状態のことを指します。

奥歯は物を噛むなどの縦方向の衝撃には強いが、横(歯ぎしり)の衝撃には弱いのですが、食事に際は縦方向(上下の動き)に噛むだけでなく、横方向(左右の動き)つまり3次元として、あらゆる方向から複雑に噛んでいます。

このような理由から奥歯を守るために、犬歯誘導が正常に機能している噛み合わせが安定的な噛み合わせに繋がるというわけです。

奥歯でしっかりと噛めている状態

奥歯は大きく分けて2つあり、前歯から4番目と5番目の歯である小臼歯と呼ばれる歯と、6番目と7番目の歯である大臼歯に分類されます。
奥歯全体が均等にしっかりと接触している状態が理想的な咬合状態ですが、叢生歯など凹凸のある歯並びだと、正常な噛み合わせが崩れてしまう要因になります。

小臼歯の役割

小臼歯は矯正を行う際によく抜かれてしまう歯ですが、決して不必要な歯ではなく、上下の歯の噛み合わせを決定づけるといった大切な役割があります。
もしも小臼歯が欠けていれば噛み合わせが不安定になりやすく、下の顎が必要以上に奥に下がりやすくなり、上顎前突(出っ歯)などの不正な噛み合わせの原因になります。

大臼歯の役割

大臼歯が均等に噛み合うことによって、上下方向に噛み合わせたときに1つの歯に力が集中することなく力が分散されるので、どこかの歯に偏るということもなくバランスの良い噛み合わせになります。
大臼歯は噛むという作業については最大の力を発揮する非常に大切な歯で、失ってしまえば噛み合わせの高さのバランスを保ちにくいです。

また、噛む力も激減するので食べられるものが制限されていき、健康面などで支障が出る場合もあります。

どういうかみ合わせだと矯正治療が必要か

矯正の治療に関しては、さまざまな方法があります。
「自分の歯ならびの場合は、矯正した方がいいのかどうか」と、自分自身の歯ならびやかみ合わせには多少なりとも気にされている方も多いでしょう。
歯がきれいな状態を保てれば、おのずと虫歯や歯周病の予防にもつながります。
今回は、いろいろなメリットのある矯正法について、その種類や方法、そしてどんなかみ合わせや歯ならびだと矯正対象になるのかといった情報をお伝えいたします。
まず、「どういったかみ合わせだと矯正治療が必要になってくるのか」ということについて詳しくお話ししていきます。

出っ歯(上顎前突)

歯科用語としては上顎前突ともよばれるもので、いわゆる出っ歯とよばれるものです。
出っ歯とは、下の歯よりも上の歯が、かなり前に突き出た状態のことを指します。
原因としては指しゃぶりや口呼吸などの悪習慣、また生まれつきの顎の大きさによって、歯と顎との不一致が起こる先天的な理由もあります。
出っ歯であると、お口をうまく閉じることができず、口呼吸になりやすいです。口呼吸の状態が続くと歯が乾燥しやすく、それが原因で虫歯や歯周病のリスクが高くなります。

【関連ページ】
出っ歯の原因・症例と治療方法

受け口(下顎前突)

歯科用語としては下顎前突とよばれるもので、いわゆる受け口の状態を指します。
受け口は、上の歯よりも下の歯が、前に突き出たことをいいます。
先天的に下あごが大きすぎるなどの遺伝による原因や、上あごの歯が内側に傾き、結果的に下の歯が前に出た状態になり、受け口にみられるといった原因があります。

【関連ページ】
受け口の原因・症例と治療方法

乱ぐい(叢生歯)

歯科用語では、叢生歯とよばれます。乱ぐい歯とは、おもにあごが小さいことによって歯が入るスペースが狭くなってしまい、歯ならびがでこぼこ下状態になっている状態のことです。八重歯とよばれるものも、乱ぐい歯にあたります。

開咬

開咬とは、口を閉じても上下の前歯がかみ合わない状態のことを指します。
なにが原因かというと、舌の位置が正しくなく、常に歯の裏側で舌を押し続ける状態が続くと、口が開いたような状態になってしまうことがあります。そのほかに、頬づえや指しゃぶりといった悪習慣、先天的な遺伝が原因の開咬もあります。

かみ合わせの問題は、若いうちは気にならなくても、加齢とともにトラブルが増えてきます。
また、かみ合わせの問題は歯のみの局所的な問題だけではなく、身体全体におよぶことがあるのです。それは、歯ならびが悪いことで身体の重心のバランスが崩れ、そのバランスを支えようと頭や肩、腰にゆがみが生じてきます。
したがって、かみ合わせに少しでも疑問を持たれた方は、歯科医師に相談し、今後どうなるか診断と予測をしてもらうことが大切です。

噛み合わせが悪いとどうなるのか

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噛む力が減る

歯並びが悪く噛み合わせのバランスが不安定だと、上下の歯の接触しているところが減ってしまうので、噛む力が減ってしまいます。
噛む力が弱まると咀しゃく回数も自然と減りますので、唾液分泌量も少なくなり胃腸の負担が多くなることや、消化機能も悪くなりやすいといったデメリットが挙げられます。

発音がしにくい

上下の歯の前歯が噛み合っていないといった歯並びや、受け口の方は特定の音が発音しづらく聞き取りづらいといったデメリットがあります。
聞き取りにくい声だと指摘があれば自信をなくしやすく、就活や結婚式の場面などで支障が出てくるケースもあります。

顎関節症のリスクが上がる

顎関節症とは、上下顎を繋ぐ関節円板と呼ばれるクッションのような役割を持つ部分が、前の方にズレてしまうことを指します。
痛みを伴い、口が開けづらい・関節音が気になるなどの症状があります。
顎関節症のリスク要因の中には、不正咬合・歯ぎしりや食いしばり・下の顎の成長不全・メンタル面でのストレスなどが挙げられます。

口の清掃状態悪化

叢生歯や八重歯などは歯の凹凸で非常に磨きにくい上に、歯科医院の専門家によるクリーニングでも清掃しづらいというところが本音です。
歯磨き不足による慢性的な歯の汚れ(プラーク)が原因で、歯周病や虫歯のリスクが上がる恐れがあります。

顎関節症のリスクが上がる

歯ぎしり・食いしばりや生まれ持った顔の歪みがあるなど、さまざまな要因が混じり合って顎関節症が起こります。
その中で「噛み合わせの不具合」も重なってトラブルが起こる場合がありますので、噛み合わせの悪さは顎関節症のリスクの1つといえます。

風邪を引きやすい

歯並びが悪いと口が閉じにくく、常に開口といって口が半開きの状態になりやすいです。
口が開いたままですと細菌やウイルスが口内に入ってきやすく、また乾燥しやすい環境を作るので、風邪を引きやすいといった体調面でのデメリットがあります。

噛み合わせの治療方法には何があるのか

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矯正治療

ワイヤー矯正法やマウスピース矯正法を始めとする患者さんの歯並びに応じた、さまざまな矯正方法で歯並びを整えます。

ワイヤー矯正法は下顎前突(受け口)など、難しい歯並びにも対応しているのがメリットです。
デメリットは、金属の矯正器具なので見た目が目立ちやすく、歯にスペースを作り歯並びを整えるので抜歯を行う処置が多いことなどが挙げられます。

かぶせ物治療

虫歯や歯周病などが原因によって歯を失ってしまった場合は、そのまま放置してしまうと一部の歯で噛み合わせを支えなければいけず、結果的に歯の寿命を縮めてしまう恐れがあります。
歯が無い場合は、かぶせ物を作ることで噛み合わせが改善するケースがあります。

また、噛み合わせの高さが合っていない・金属部分が一部欠けてしまっているなど、不正なかぶせ物で噛み合わせが悪くなっている場合も多くあります。
定期的な歯科検診でチェックを受けることや、自身で不具合を少しでも感じたら迷わず歯科医院へ受診することをおすすめします。

運動療法

顎や口元の筋肉を強くするために、口の開閉運動のトレーニングを自身で行う方法があります。
方法としては、口をゆっくりと大きく開けたり閉じたりする動きを1日10回程度を3セット行います。

また、歯科医師が実際に患者の口腔内に手を入れて、顎の関節円板を元の位置に戻す方法もあります。

スプリント治療

スプリントと呼ばれる噛み合わせのズレを治すマウスピースを、寝るときや力を入れる作業時(スポーツ・重労働の場面など)の際に装着してもらい、ズレを少しずつ治していく治療法です。
スプリント治療は、歯の食いしばりや歯ぎしりによる歯のすり減りを軽減させる目的で使用されることもあります。

九段下スターデンタル 歯並び矯正治療

九段下スターデンタル 歯並び矯正治療

抜歯をしない優しい矯正ならセラミック矯正法がおすすめ

どの歯であっても失って良い歯などはなく、それぞれの歯が協力し合って始めてバランスの良い噛み合わせが完成されます。
歯を抜いてしまうことによって心身面や経済的な負担だけでなく、無くした歯の分だけ他の歯に大きな負担が掛かりますので、できる限り歯を抜かない矯正法を選ぶようにしましょう。
九段下スターデンタルクリニックであれば、歯を抜かない優しい矯正法である「セラミック矯正法」に対応しています。

セラミック矯正法とは、虫歯治療のように歯並びが気になる歯の一部分を削り、その上からセラミックと呼ばれる陶器製のかぶせ物を装着し、綺麗な歯並びになる方法です。
セラミック矯正法はワイヤー矯正などと比べると短期間で矯正が完了する他に、歯の色は自分自身で決められるメリットがあります。
「せっかくであれば白く綺麗な歯にしたい」などと審美面にこだわる方でも満足してもらいやすく、費用の負担も少ないので非常に合理的な矯正法といえます。

【関連ページ】
セラミック矯正のメリット・デメリット、治療期間・症例

九段下スターデンタルクリニックではカウンセリングが無料なので、少しでも気になる方は気軽に相談されると良いでしょう。

動画でわかる!矯正方法の種類別メリット・デメリット

審美歯科医が、矯正方法の種類別にメリット・デメリットを解説しています。
それぞれの特徴を理解して、納得した矯正方法を選びましょう。詳しくは動画内で解説していますので、ぜひご覧ください。

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この症例は出っ歯だったのと、歯が斜めに生えていましたのでこの2点をセラミック矯正で改善しました。

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九段下スターデンタルクリニック院長経歴

tanakaincho

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奈良教育大学附属中学校卒業
清風南海高校卒業
2000年長崎大学歯学部卒業
ア歯科パークハイム診療所勤務
2006年九段下スターデンタルクリニック開業
医療法人社団スタデン理事長就任

ご挨拶

また当医院ではスタッフの接遇にも力を入れております。

歯医者に通うのは怖いことですから、その気持ちを少しでも和らげることができるように「例え洗練されていなくとも、心のこもったおもてなしをするように」と全スタッフに言い聞かせております。

是非1度スター歯科にお越しください。

その出会いをきっかけに、生涯のかかりつけ医として選んでいただけるようにスタッフ一同全力を尽くさせていただきます。

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