静脈内鎮静法は、点滴で鎮静薬を静脈から投与し、半分眠ったようなリラックスした状態で治療を受けられる方法です。
全身麻酔とは異なり、完全に意識を失うわけではなく、呼びかけには反応できる状態を保ちながら治療を行います。
心拍数や呼吸数が安定し、緊張や不安感が和らぎます。
投与する薬の作用により、処置中の記憶がほとんど残らない場合があります。
呼びかけや指示に応じることが可能で、安全性が高いのが特徴です。
患者さんがリラックスしているため、治療がスムーズに進むことがあります。
鎮静中は自動車や自転車の運転ができません。徒歩や公共交通機関をご利用ください。
効果や持続時間には個人差があります。
心疾患や呼吸器疾患など、一部の持病をお持ちの方は実施できない場合があります。
保険適用の有無は治療内容や症状によって異なります。詳細は事前にご相談ください。
当院では静脈内鎮静法を行う際、酸素投与・生体モニタリング・救急対応機器を常備し、医師・歯科医師・スタッフが常に患者さんの状態を確認しています。
また、実施する医師は、鎮静法に関する専門的な研修を受けています。