審美歯科医の診療レポート
Vol.10 神経を取らずに出っ歯を治す-後編

 

HOME >  審美歯科医の診療レポート >  Vol.10 神経を取らずに出っ歯を治す-後編


治療前


治療後

飛び出た前歯1本を治したいと栃木県からご来院いただいた患者さんの治療(Vol.8)が終了しました。神経を残した治療ですので、出っ歯はあまり治りません。神経を残すセラミック矯正が一番苦手とするのが出っ歯の治療なんです。

右の前歯は完全には治らないので、左の歯を少しだけ出っ歯にすることで右の出っ歯が治ったように見せています。神経を残すセラミック矯正ではこのようなテクニックをよく使用して、なんとか神経を残して治療します。

歯の先端の長さが右の歯と左の歯でズレているのもわざとです。右と左では歯ぐきの位置が違うので、先端もズレていないと不自然なのです。もちろん、不自然でもいいから先端をピシッと揃えて欲しいという患者さんもたくさんいます。その辺は好みに合わせてなんとでもなります。

色も自然な範囲で白めにし、清潔感が出るようにしてあります。写真で見ると少し白く感じるかもしれませんが、実際は自然で清潔感もあるいい色ですよ!

2024/04/13

治療の目安

治療内容
歯を薄く削り、セラミックを被せて歯並びを矯正する治療
期間及び回数
通常1~2週間・2回の通院。歯茎の形成や抜歯など個別の治療が必要なケースでは、その分の通院回数が増え、処置した患部の腫れが治まるまでの期間が別途必要となります。
治療費用
セラミック歯1本あたり
88,000円(税込)~ × 治療本数 ※自費診療
リスク・副作用
重症の歯並びは、神経を残して治療することができない場合があります。重症の歯並びは、治りきらない可能性があり、治療をお引き受けできない場合があります。麻酔により治療当日~数日程度は腫れやむくみを生じる場合があります。