前歯が薄い原因とは?歯ぐきが薄い場合や薄いひびの治療はした方がよいのかも解説
自身の歯を見たときに「歯の先端が透けて見えている」「歯が薄くなっている」といった方は、加齢が原因なのではなく、もしかするとほかの病気が潜んでいるのかもしれません。
この記事では前歯が薄くなる理由とともに治療方法や、歯ぐきが薄くなった・ひびが入ってしまったケースについても解説していきます。
前歯や歯ぐきが薄くなる原因とは
「以前に比べると前歯が薄くなったような気がする」「歯ぐきに厚みがなくなってきた」といった自覚症状がある方は、加齢だけが原因ではないかもしれません。
ほかにも歯や歯ぐきが薄くなってしまう理由はありますので、詳しく見ていきましょう。
前歯が薄い原因
「前歯の色が以前に比べると変わった」「前歯の先端が透明だ」など、前歯が薄くなってしまった症状の原因は大きく分けて2つあります。
酸蝕症
酸蝕症とは酸の多い飲食物が原因となり、歯が溶けていく病気です。酸蝕症は虫歯・歯周病に続いて第三の疾患と疾患として注目が集められています。
虫歯と違って局所的でなく、歯全体に及ぶのが酸蝕症の特徴で、所見としては「歯が透けて見えだす」「先端が欠ける」「奥歯は丸みを帯びたり、すり減る、」などが挙げられます。
加齢にともなうもの
食事のたびに噛んだり、毎日の歯磨きをおこなったりなど、長年に渡って歯を使用しているとすこしずつではありますが、加齢にともなって歯はすり減っていくのが一般的です。
過剰な咬合力
スポーツや肉体労働の際に起こりやすい歯の食いしばりでは、垂直的な負担がかかりやすく歯の根元が薄くなる傾向があります。
ストレスや就寝時などの無意識下での歯ぎしりにおいては横方向に負担がかかりやすく、歯の先端が薄くなる傾向があります。
歯ぐきが薄い原因
「歯ぐきが不自然に下がってきた」「歯ぐきに厚みがない気がする」といったように、歯ぐきが薄くなってしまったのは歯周病だけが原因ではないかもしれません。
ほかにも4つの原因が考えられますので、詳しく解説します。
歯ブラシの圧が強すぎる
ブラッシングの力が強すぎると、歯ぐきは傷つき下がってしまう恐れがあります。
歯ブラシのかたさは「普通もしくはやわらかめ」を選択し、執筆状に持って力をかけ過ぎず歯ぐきへのあたりが優しくなるようにブラッシングを心がけましょう。
不適切なかみ合わせ
歯ぐきも食いしばりや歯ぎしりによって、歯がすり減ることはもちろんですが、歯槽骨にもダメージを与えて、骨が下がる恐れがあります。
遺伝的もしくは形態的な問題
先天的に歯ぐきが薄い・または歯槽骨の厚みが薄い人がいます。ほかにも、もともとの歯の形態として下の前歯は歯ぐきが薄い傾向にあります。
矯正治療をした経験がある
歯科矯正は強い力をかけて歯並びを整えるので、歯槽骨が下がる場合もあります。また、もともと歯列不正があった歯をきれいに整えると、歯ぐきが下がったように見えやすいです。
前歯や歯ぐきが薄くなったときの治療方法
コンポジットレジン修復など、いわゆる「欠けた部分を補う」治療では、歯そのものや歯ぐきの両方で治療方法が共通している場合もあります。
なぜ歯や歯ぐきが薄くなってしまったのか?といった原因にもよっても治療方法は変わっていきますので詳しく解説します。
前歯の治療方法
保険診療の場合「歯の欠けをすこし補う程度」といった簡単な治療といえば、コンポジットレジン修復が多くのケースで選択されます。
コンポジットレジン修復とは、なんらかの理由で歯が欠けてしまった部分に対して、プラスチック材質の詰め物を補う方法です。
大きく歯が損傷している場合は、前装冠やメタルインレーやメタルクラウンといった、いわば銀歯がかぶせられるケースが多いです。
自費治療であれば、ラミネートベニアやセラミッククラウンなど、耐久性と審美性に優れた治療を選択できます。
原因別の歯ぐきの治療方法
なにが原因で歯ぐきが薄くなってしまった(もしくは歯ぐきが下がってしまったのか)によりますが、治療方法は大きく分けて4つ挙げられます。
歯ブラシの圧が不適切によるもの
自己流の歯磨きだと、力加減や歯ブラシの入れ方が分からず、歯ぐきを傷つける方もすくなくありません。
自身のブラッシングに不明な点があれば、迷わず歯科医院へ相談してみましょう。
歯科衛生士などに資格を持った医療従事者による「一人ひとりに応じた歯ブラシ指導」によって、歯ぐきの下がりを食い止めることは可能です。
かみ合わせの圧などが強すぎることによるもの
食いしばり・歯ぎしりなどの過剰なかみ合わせの圧で歯槽骨に負担がかかって歯ぐきが下がる場合はマウスピースを作成し、症状を予防していきます。
力がかかる場面(就寝時やスポーツ時など)にマウスピースを装着することによって、歯ぐきが下がることを防止したり、しみるなどの症状が改善したりする効果が見込めます。
歯周病によるもの
スケーリングなどで歯周病の原因となる歯石を除去し、歯肉を下がりにくくします。
大きく歯ぐきが下がったケースでは歯周外科治療も
結合組織移植術(CTG)といって、歯と歯ぐきを固定させるためのコラーゲン繊維を含む結合組織の移植手術をおこなうことで厚み・高さのある歯肉へ導きます。
しかし、自費診療になるほかに、外科的手術となるため出血をともなうのがデメリットとして挙げられます。
前歯に薄いひびが入った原因と治療方法
もしも、歯にひびが入ってしまった場合は、自覚症状がなければそのまま様子を見てもよいものでしょうか?
答えは「NO」です。
ひびが入ったすき間から細菌が入り込みやすく、症状が悪化したり虫歯になるリスクが高まったりする恐れがあるからです。
では、ひびが入った歯はどうやって治療をするのか?原因とともに見ていきましょう。
前歯にひびが入る原因とは
「大きい衝撃が加わってしまうこと」は、もっともよくあるパターンです。たとえば、歯ぎしり・かたい飲食物を食べる・ぶつかるなどといったものが挙げられます。
ひびの治療方法とは
薄いひびの場合は様子をみるか、もしくは保険診療であればコンポジットレジン修復、自費診療のケースではラミネートベニア修復をおこなう場合が多いです。
歯が割れてしまっているなど大きく損傷しているケースでは、歯の神経を取ったあとにかぶせ物を装着するか、ひどい場合はやむを得ず抜歯をすることもあります。
薄くなった前歯などさまざまな症例に対応するセラミック矯正法とは
「ずっと以前に装着したかぶせ物なんだけれど、歯と歯ぐきの間が下がってきていて格好が悪い」
「歯にひびが入ってしまったけど、前歯なので見た目が気になる。手早く治せたらいいのだけれど……」
などといった具合に「審美性と治療期間」の両方を気にされる方は、九段下スターデンタルクリニックのセラミック矯正法がおすすめです。
九段下スターデンタルクリニックのセラミック矯正法は、セラミックとよばれる陶器製の耐久性・透明感・再現性に優れたかぶせ物のご提案をおこなっています。
また、一人ひとりの顔立ちや肌の色、キャラクターなども踏まえたうえで慎重にかぶせ物の歯の色を決めていきますので、より自身の歯になじみやすい自然なかぶせ物を提供しています。
動画でわかる!黒い歯を〝神経を残す〟セラミック矯正で、自然な白さで小さくした症例
黒い歯を〝神経を残す〟セラミック矯正で、自然な白さで小さくした症例を解説しています。
ご紹介する患者様は過去に前歯2本の神経を失っており、前歯2本の歯の黒ずみや、歯と歯ぐきの境目、さらに前歯が大きなことにコンプレックスを抱えていました。
詳しくは動画内で解説していますので、ぜひご覧ください。
セラミック矯正の症例
この症例は出っ歯だったのと、歯が斜めに生えていましたのでこの2点をセラミック矯正で改善しました。
歯のサイズを見て頂くと歯が小さく丸めになっているのも分かりますでしょうか? 今回は男性の方でしたので、自然な歯の色にしたいということでナチュラルなトーンの歯で治療しました。
九段下スターデンタルクリニック院長経歴
奈良教育大学附属中学校卒業
清風南海高校卒業
2000年長崎大学歯学部卒業
ア歯科パークハイム診療所勤務
2006年九段下スターデンタルクリニック開業
医療法人社団スタデン理事長就任
ご挨拶
また当医院ではスタッフの接遇にも力を入れております。
歯医者に通うのは怖いことですから、その気持ちを少しでも和らげることができるように「例え洗練されていなくとも、心のこもったおもてなしをするように」と全スタッフに言い聞かせております。
是非1度スター歯科にお越しください。
その出会いをきっかけに、生涯のかかりつけ医として選んでいただけるようにスタッフ一同全力を尽くさせていただきます。
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