- コラム TOP
- > 歯並びが綺麗だと何が良い?メリットや良い歯並びの条件をチェックしよう
歯並びが綺麗だと何が良い?メリットや良い歯並びの条件をチェックしよう
良い歯並びとは、どんなメリットをもたらすのか
綺麗な歯並びは「見た目が良くなる」といった審美面のメリットだけではなく、他にも良い点がたくさん挙げられます。
まずは矯正医が目標とするような、理想の歯並びの状態を確認しましょう。
理想の噛み合わせとは
・上下の前歯の中心が揃っていて、歯が2~3mmほど重なり合っている状態
・上下の歯の間に隙間が見えないず、交互にしっかりと噛めている
・笑ったときに歯茎が見えすぎず、少し隠れていること
・鼻先から顎の先を結んだ線より唇が内側にきている(Eライン)
・特に力を入れずとも、口を閉じることができる(口呼吸になっていないか)
これらの条件は、あくまで理想のパターンです。
歯科矯正を行う際は、一人ひとりの歯並びの個性や生活環境に合わせた「個性正常咬合」が矯正治療のゴールです。
矯正治療を検討の際は、歯科医師と今後の治療計画や目指したい歯並びなどを伝えて、意見交換を念入りに行いましょう。
こんな噛み合わせには注意!不正咬合の種類とは
叢生
日本人に1番多くある歯並びの不正であり、顎に歯が入りきらずに凹凸になっている歯並びを指します。
ガタガタしており、歯と歯の間が入り込んでいる状態になっているケースもあり、歯磨きが非常にしづらく清掃不良になりやすいです。
上顎前突(出っ歯)
叢生の次に多いといわれる不正咬合であり、いわゆる「出っ歯」と呼ばれる歯並びの状態です。
単純に歯の角度の問題で、上の前歯が傾いていることが原因(歯性)による場合と、上顎の骨格そのものが原因(骨格性)の2パターンがあります。
【関連ページ】
▶出っ歯の原因・症例と治療方法
下顎前突(受け口)
いわゆる「受け口・しゃくれ」と呼ばれる歯並びのことを指します。
上顎前突と同様に、歯そのものが原因による(歯性)場合と、顎の骨格に問題があるパターン(骨格性)があります。
【関連ページ】
▶受け口の原因・症例と治療方法
上下顎前突
上下の歯がともに綺麗な歯並びの基準から、大きく前に出てしまっている歯並びのことを指します。
開咬(かいこう)
常に半開きになってしまう歯並びのことを開咬といい、非常に歯が乾燥しやすく、さまざまな病気を引き起こす要因になることもあります。
過蓋咬合(かがいこうごう)
上の歯が下の歯を深く覆っている歯並びのことで、ディープバイトとも呼ばれます。
空隙歯列(すきっ歯)
いわゆる「すきっ歯」と呼ばれる歯並びのことで、歯と歯の間に隙間がある歯並びのことを指します。
隙間があるところに隣の歯が倒れやすく、さらに歯並びを悪くさせる原因にもなります。
【関連ページ】
▶すきっ歯の原因・症例と治療方法
交叉咬合
奥歯の噛み合わせが、すれ違うように噛み合う歯並びの状態を指します。
歯並びが良いかはすでに幼少期で決まっている?
一般的に乳歯は全部で20本あり、おおよそ2歳半ごろで乳歯列は完成しますが、そのころからすでに「歯列不正になる兆候」の出ているお子さんもいます。
しかし「子どもでも行える矯正法」があるのをご存じでしょうか。
受け口など骨格に問題のある歯並びは、幼少期から矯正治療を始めることによって非常に効果が高いとも言われています。
子どもの乳歯がすべて生えそろい、かつ情緒も安定しだした3歳ごろから、少しでも歯並びが気になる方がいれば早めに歯科医院へ相談されることをおすすめします。
早めに歯科医院へ相談することによって、幼少期から学童期にしか行えない(矯正1期治療)、床矯正やムーシールドなど、歯のみならず顎からアプローチを行える矯正法を選択できます。
また、矯正を常時装着することが困難な場合であっても、就寝時のみ器具を装着して歯並びを整える矯正法もあります。
将来的にお子さんの歯並びが悪くなってしまうかもしれない「気になる悪習慣や癖・歯並び」のことを下記に記載していますので、チェックしてみましょう。
こんな症状の子どもは不正咬合の疑いあり!セルフチェック項目
・検診で「小帯異常」(舌と上唇の裏にある筋のようなもの)と歯科医師に言われたことがある
・乳歯が20本そろっていない可能性があると歯科医師に言われたことがある
・2歳以降も母乳をあげ続けている、哺乳瓶でミルクを与え続けている
・柔らかい食べ物しか食べないなど偏食がある
・3歳ごろ(20本乳歯が生えそろった段階)の時点で、歯と歯の間の隙間がない
・3歳ごろ(20本乳歯が生えそろった段階)の時点で、すでに歯並びが乱れている
・口が気付けばポカンと開いている状態が多い
・姿勢が悪い
・イーと噛んだ状態で、上の歯が下の歯を大きく覆っているように見える(噛み合わせが深い)
・滑舌や発音が悪い気がする
・指しゃぶりや爪を噛んでしまうといった悪習癖がやめられない
これらの症状は将来的にも(永久歯が生えそろう時期)、不正咬合である可能性があります。
1つでも当てはまると感じられた方は、早めに矯正歯科へ受診されることをおすすめします。
歯並びを良くするには矯正治療を検討しよう
ワイヤー矯正
矯正法の中で最もスタンダードな歯列矯正法で、難しいとされる歯並びにも対応しています。
しかし、ブラケットと呼ばれるボタンのようなものに金属ワイヤーを通したものを常に装着しているので、見た目が悪い・噛みにくいといったことがデメリットとして挙げられます。
治療期間はおおよそ2~3年で、その後は保定期間といって矯正した歯が元の歯並びに戻らないように夜間にマウスピースなど保定装置を付ける期間が2年ほどあり、治療費用は100~120万前後としている歯科医院が多いです。
マウスピース矯正
透明なマウスピースを用いて矯正する方法で、歯を磨く際や、冠婚葬祭時など特別な場面で一時的に取り外しができることがメリットですが、比較的簡単な歯並びの矯正しか対応していないことが多いです。
治療期間約3年・保定期間は約2年で、治療費用は80~100万前後と設定している歯科医院が多いです。
セラミック矯正
歯並びの気になるところを部分的に削り、その上から陶器製のセラミックの被せ物を装着することで綺麗な見た目を叶える矯正法です。
一番の特徴は、矯正治療期間が他の方法に比べて圧倒的に短く、手軽に行いやすいことが挙げられます。
また歯の色も好みに応じて選べるので、歯を白くすることに興味のある方もホワイトニングと歯並びの改善が同時に行えることもメリットです。
デメリットとしては、比較的簡単な歯並びしか対応していないことが多い他にも、歯の神経まで削り取ってしまう歯科医院もあるので、歯の寿命を短くしてしまうのが最大の難点です。
治療期間は1~3カ月程度で、治療費用は歯1本あたり7~20万円程度と設定している歯科医院が多いです。
【関連ページ】
▶セラミック矯正のメリット・デメリット、治療期間・症例
手軽に取り組みやすくコストも抑えた矯正法ならセラミック矯正法
ワイヤー矯正法など長期間に渡って時間的な拘束を受けてしまう矯正法と比べると、圧倒的に取り組みやすいセラミック矯正法ですが、歯の神経を取ってしまうとなれば「短期間治療・ローコスト」といったセラミック矯正法の大きな魅力も半減してしまいます。
しかし、九段下スターデンタルクリニックであれば、一般的なセラミック矯正法のデメリットである「歯の神経を取る処置」をできる限り行わず、しかも無痛での処置が可能です。
「矯正器具の強い痛みが嫌だ」「違和感が大きいと聞いたことがあるので、矯正治療を躊躇っている」といった方でも安心して治療を受けられます。
また「歯並びを短期間で綺麗にしたい」とお急ぎの方でも、九段下スターデンタルクリニックであればカウンセリングは無料です。
患者さんの都合や一人ひとりの価値観を第一に考えた治療を提供しますので、まずは気軽に問い合わせをしてみることをおすすめします。
セラミック矯正の症例
この症例は出っ歯だったのと、歯が斜めに生えていましたのでこの2点をセラミック矯正で改善しました。
歯のサイズを見て頂くと歯が小さく丸めになっているのも分かりますでしょうか? 今回は男性の方でしたので、自然な歯の色にしたいということでナチュラルなトーンの歯で治療しました。
当医院では神経を残す治療を行っています
神経を取り除くセラミック矯正が一般的な中、当院のセラミック矯正では神経を抜きません。神経を取ってしまうと、年を取ったときに歯が抜けやすくなるというリスクがあります。当院では、一生自分の歯でいられるように、神経を残した治療を行うことにこだわっています。
他の歯科医院で神経を取る必要があると言われた場合でも、当院では削る量を最小限にしているため神経を残せる場合があります。一度ご相談ください。