良い歯並び・悪い歯並びの種類やセルフチェックの方法などを徹底解説
綺麗な歯並びによって何が得られるか
綺麗な歯並びのメリットは、噛みやすい・見た目が良いといったことだけでありません。
咀しゃく機能を促進し唾液分泌を促すことで消化機能を向上させ、生活の質を向上させるメリットや、顎関節症や肩こり・片頭痛といった不快症状のリスクを下げるといった良い点があります。
バランスの良い歯並びとは、いくつかの条件の基づいた総合的な判断によって決められますので、例を見ていきましょう。
理想的な歯並びとは
1.上下の前歯の中心が揃っている状態
2.上下の前歯が2~3mm重なり合っている状態
3.上下の歯が交互にしっかりと噛めている
4.歯茎が見えすぎてないこと
5.Eライン(鼻先から顎の先)が整っている
6.上下の歯の間に隙間が見えない
これらの条件が挙げられますが、これはあくまで理想のパターンです。
歯科矯正を行う際は、一人ひとりの歯並びの個性や生活環境に寄り添った「個性正常咬合」が矯正治療のゴールであるので、矯正治療を検討の際は歯科医師とよく相談の上でお互いの価値観や予算などの擦り合わせを念入りに行いましょう。
【関連ページ】
▶歯並びが綺麗だと何が良い?メリットや良い歯並びの条件をチェックしよう
▶綺麗な歯並びのメリットは何?歯並びのチェック方法や矯正方法を解説
悪い歯並びのパターンとは
叢生
デコボコしている歯並びの状態を指し、原因は顎が狭すぎることや歯が大き過ぎるなどの理由により歯が入りきらず、ガタガタとした乱れた歯並びになります。
日本人の中で1番多くある歯列不正のパターンで、おおよそ40%の日本人がこの歯並びだという報告があるほどに代表的な歯列不正です。
上顎前突(出っ歯)
叢生の次に多いといわれている歯列不正で、いわゆる出っ歯と呼ばれる状態を指します。
歯そのものが原因(歯性)によるものか、骨格に原因(骨格性)があるものの2パターンあります。
歯並びの特徴としては、上の前歯が一般的なラインより大幅に傾くことで口が閉じにくく、半開きになりやすいので歯垢が溜まる原因を作り不衛生になりやすいです。
下顎前突(受け口)
いわゆる受け口、しゃくれといわれる歯並びで、こちらも上顎前突と同様に歯そのものが原因(歯性)のパターンと、顎の骨格に問題があるパターン(骨格性)があります。
骨格に問題のある受け口は遺伝的な要因であることが多く、骨格に原因のあるパターンは幼少期~学童期から矯正治療を始めることが良い場合もあります。
【関連ページ】
▶受け口の原因・症例と治療方法
上下顎前突
上下の歯がともに理想の歯並びから大きく前に出てしまっている歯並びの状態を指します。
口が閉じにくく、唾液の分泌が下がって乾燥しやすいため、虫歯や歯周病になりやすいです。
開咬(かいこう)
常に半開きになってしまう歯並びのことで、その原因は奥歯を噛んでも前歯が噛み合わない歯並びとなっていることが原因です。
食べづらさや運動の場面で食いしばりたいときに上手く食いしばることができず、集中力が発揮しにくいデメリットなどが挙げられます。
過蓋咬合(かがいこうごう)
上の歯が下の歯を深く覆っている歯並びのことで、専門用語ではディープバイトとも呼ばれます。
必要以上に歯同士が触れるため、歯がすり減りやすく結果的に歯の寿命を縮めてしまうリスクが高くなります。
他にも歯が一部欠けてしまうことでしみやすく、空いてしまった凹凸部に菌が入り込んでしまって虫歯になりやすいなどの不具合を生じることがあります。
空隙歯列(すきっ歯)
いわゆるすきっ歯と呼ばれる歯並びのことで、歯と歯の間に隙間があるのが特徴です。
隙間がある箇所に隣の歯が倒れやすいなど、さらに歯並びを悪くさせる要因になることもあります。
また、歯の隙間に食べ物が挟まりやすく不潔になりやすいといったデメリットが挙げられます。
【関連ページ】
▶すきっ歯の原因・症例と治療方法
交叉咬合
奥歯の噛み合わせがすれ違うように交叉している歯並びの状態を指し、噛み合わせのバランスが上手くいかずに、将来的に歯が割れるリスクなどがあります。
自分の歯並びは正常の範囲内なのかチェックするには
自分の歯並びは悪いかもしれないと感じた方のために、自身でセルフチェックできる項目を並べます。
1つでも「はい」と答えた方は歯列不正の恐れがありますので、正確な診断を行うためにも専門家に相談してみましょう。
また、矯正専門医や矯正認定医といった歯並びや矯正治療に関して特化した知識を持つ歯科医師もいますので、矯正の専門医に相談されることをおすすめします。
歯並びセルフチェック項目
1.口を噛んだ状態で、上下の前歯の中心と顔の真ん中(鼻筋ライン)が1直線ではなくズレている
2.歯の並びがでこぼこしていたり、隙間がある
3.口が渇きやすく、起床時に粘つきなどがある(歯並びが悪いと口が半開きになるから、乾きやすい)
4.歯が28本揃っていない(永久歯すべて揃わないと隣接歯が倒れてくる可能性も)
5.歯を噛んだときに、上の歯が下の歯に対して少しだけ重なった状態(2~3mmが理想)ではなく、理想から大きなズレがある
6.人と話していて聞き取りづらいなど言われたことがある
以上が歯列不正の恐れがある要因として挙げられます。
矯正歯科によってはカウンセリングが無料のところもありますので、気軽に相談することをおすすめします。
子どものときから矯正した方が良い歯並びのケースもある
顎や歯が成長途中段階である小学校低学年前後(6~9歳ごろ)、さらに具体的に申し上げると「犬歯が生えてくる前」の時期に行うと、良い結果が得られやすい場合があります。
子どもの時期に矯正検討したほうが良い場合とは
早期に矯正治療を検討された方が良い歯並びとは、上顎前突や下顎前突を始めとする主に骨格が原因で悪い歯並びになってしまったものです。
子どものときに行う代表的な矯正法は「床矯正」「ムーシールド」といったものが挙げられ、専用のマウスピースを装着することで顎の拡大を行い、歯の入るスペースを適切に作る矯正法です。
床矯正は、主に骨格が原因の歯並びに対応し、子どものときから床矯正を行うことで抜歯をしなくていい場合が多く、子どもの心身面での負担が少ないです。
また、ワイヤー矯正を代表とする永久歯が生えそろってから行う2期治療と比べると、治療費用としては半額以下で済むケースが多いです。
最適な矯正時期は一人ひとりの歯列不正の原因(歯性か骨格性)によって異なりますので、お子さんの歯並びで少しでも気になることがあれば、気軽に相談してみましょう。
【関連ページ】
▶子供が歯並び矯正を始めるベストなタイミングとは?
セラミック矯正なら気軽に行えるメリットも!まずは気軽に相談を
セルフチェックを行って少しでも自身の歯並びに疑問を感じた方は、まずは矯正相談をしてみることをおすすめします。
しかし歯科矯正のイメージといえば高額な治療費用や、何年にも渡って歯科医院へ通わなければならず、時間的な縛りがあるなど不都合なことを思い浮かべる方も多いでしょう。
しかしセラミック矯正法であれば、ワイヤー矯正など一般的な矯正法と比較すると治療期間が圧倒的に短く、1~3カ月以内に治療が完了する場合がほとんどです。
時間的なメリットだけでなく、かかる費用も抑えており合理的な矯正治療が可能です。
九段下スターデンタルクリニックでは、歯の神経を残す歯に優しいセラミック矯正が提供できますので、カウンセリングは無料なのでまずは気軽に相談してみましょう。
【関連ページ】
▶セラミック矯正のメリット・デメリット、治療期間・症例
動画でわかる!矯正方法の種類別メリット・デメリット
審美歯科医が、矯正方法の種類別にメリット・デメリットを解説しています。
それぞれの特徴を理解して、納得した矯正方法を選びましょう。詳しくは動画内で解説していますので、ぜひご覧ください。
セラミック矯正の症例
この症例は出っ歯だったのと、歯が斜めに生えていましたのでこの2点をセラミック矯正で改善しました。
歯のサイズを見て頂くと歯が小さく丸めになっているのも分かりますでしょうか? 今回は男性の方でしたので、自然な歯の色にしたいということでナチュラルなトーンの歯で治療しました。
九段下スターデンタルクリニック院長経歴
奈良教育大学附属中学校卒業
清風南海高校卒業
2000年長崎大学歯学部卒業
ア歯科パークハイム診療所勤務
2006年九段下スターデンタルクリニック開業
医療法人社団スタデン理事長就任
ご挨拶
また当医院ではスタッフの接遇にも力を入れております。
歯医者に通うのは怖いことですから、その気持ちを少しでも和らげることができるように「例え洗練されていなくとも、心のこもったおもてなしをするように」と全スタッフに言い聞かせております。
是非1度スター歯科にお越しください。
その出会いをきっかけに、生涯のかかりつけ医として選んでいただけるようにスタッフ一同全力を尽くさせていただきます。
九段下スターデンタルからのお知らせ
- 2020/8/21
小児・子供矯正パーフェクトNAVIで記事を監修しました。 - 2020/8/21
インプラント治療クリニックガイドで記事を監修しました。 - 2019/12/3
モノレコで記事を監修しました。 - 2019/11/25
はいチーズ!clipで記事を監修しました。 - 2019/11/14
RoccoGirlで記事を監修しました。 - 2019/11/14
lovemoで記事を監修しました。 - 2019/11/1
MOOVOOOで記事を監修しました。 - 2019/11/1
Besmeで記事を監修しました。 - 2019/10/31
教えて歯医者さんに掲載されました - 2019/10/21
インプラントネットに掲載されました - 2019/10/21
矯正歯科ネットに掲載されました - 2019/10/21
審美歯科ネットに掲載されました - 2019/10/18
おすすめ矯正歯科クリニック名鑑【矯正歯科Passport】に掲載されました